テスト勉強 構造材料②
きょうは、構造材料の勉強についてって行こうと思います。
今日もなんだかんだ授業の課題やったりパソコンの不具合だったりでそんなに勉強できなかったけど、やっと小一時間くらい時間が取れそうなので書いていきます。
この前はコンクリートのセメントの話や、骨材の話をしました。今回はその続きですね。
ではまず、骨材の中に入れる混和材料について話していこうと思います。混和材料には二種類あり、それらは混和剤、混和材といわれるものです。
混和剤とは、コンクリートの品質を改善する役割を果たす薬剤で、体積の計算には含まれません。
対して混和材は、混和剤とは役割はほぼ変わらないものの、比較的量は多いので、体積の計算に含まれます。
そして混和剤には、空気連行作用がその役割の一つを担う要素の一つです。大体はAE剤などに含まれます。
また減水作用もありこれは水和反応を調整するためのものです。
それでは今回の話のメインとなる、フレッシュコンクリートの話に入ります。
ワーカビリティー、コンシステンシー、抵抗性などの話はいずれするので今は置いといて、まず材料分離について話そうと思います。
材料分離とは、運搬や打ち込みの際に、骨材の分布が不均一になることを言います。
ですが、ワーカビリティーにかかわる流動性と、材料分離抵抗性は本来相反するものなので、両立は難しいという側面があります。
また、水セメント比(W/C)が大きい不調号のコンクリートの方が流動性が高いです。
では次にコンシステンシーの試験方法について話そうと思います。
コンシステンシーの試験には一般的にはスランプ試験がつかわれます。これはコンクリートをある筒状の形にした時に、どれほどコンクリートの高さが下がったか、つまりスランプがどれほどかを試験するものです。
建築では主にスランプは15~18㎝にすることが多く、土木では9~12㎝程にする場合が多いです。
また、建築に使うコンクリートと土木に使うコンクリートのスランプの値が違う理由は、土木は公共施設や社会基盤などの整備をすることを専門とするので、建築に使うよりも強度の高いコンクリートを使う必要があるためです。
ちなみに、土木で使うような大規模な構造体に使うコンクリを、マスコンクリートと呼んだりします。
それでは、コンクリートの性質について話をします。コンクリートは主に
凝結・硬化
といった特性を持っています。
これはどちらもコンクリートの水和反応から来ているもので、コンクリートが反応によってだんだんと固くなっていく様子を凝結とよび、それがさらに進行し固体に近くなっていくことを硬化といいます。
またコンクリートの中の塩化物イオン量を調節することによって鉄筋の腐食を抑えたりします。この時、原則0.3㎏/m^3以下にするよう定められています。